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描きかけの動画、お蔵よりはせめて線画だけでも・・・。
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懲りずに不健全な読み物です。
自家発電ってだけでどう不健全か分からない人には、閲覧をお勧めしません。
今回は豪です。
 
 


 
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 *あとがき的なものが文末にあると鬱陶しい気がしたので、キャプション的に上部に移動しました。
 
自家発電その3…ちゃんと終いまで済んでいませんが。
単発話ではありますが、4とはちょっと続きチックかも。 
(2009年追記;4があるかのようなコメントしていますがテラ放置でした。というかパソコンの中には入っていますが、展開について悩んだまま停滞。続ける気がなくはナイのですが…)
(簡単にネタメモすると、知識のある烈と、知識のない豪でBまで。教えてあげてくださいおにいさん。あと知識だけでなくまだ通っていない豪、という流れにしたいのと、3で書いたので後ろも含めたBなのかどうか、で止まってた記憶が。どちらにせよ豪は寸止めですキリッ)
 
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なんでか無駄にマンガパロな台詞が入ってる今回。
形容を容易な単語にしようとか、烈より擬音表現多目とか気にしてました。でも小学四年生を考えるなら、ホントはもっと、ちんこー!みたいな発言ありそうですよね。(エロ描写にまんまな名称入れるのって勇気要りません?)
 
必ずしも受けにしたいからではないのですが…。知識から入る兄に対して、実践していく弟。


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おれがそれを見つけたのは、帰り道の空き地だった。
 
 
■充電■
 
 
小遣いは毎月かつかつで過ごしてるおれにとって、マンガ雑誌は、欲しくてもなかなか手がでない存在だ。
基本的には烈兄貴が買ってきたのを読ませてもらうし、おれがたまーに買ってくることもある。
でもおんなじ雑誌でも、おれが買ってくる時に限って、好きなマンガが休みの回だったり、内容的にそんなに面白くなかったりする。
…そう考えてみると、兄貴が「豪の買ってくるマンガとかゲームとかはつまらない」って言うのは、必ずしもおれのせいじゃなくね?
 
学校ではマンガの貸し借りもなあ…。
こっそりやろうにも、先生がこわーい空気を発してきて、あ、顔は怖い顔じゃないんだよ、すっげえニコニコ顔してんのたまみ先生。
いつもにまして微笑みの爆弾だよ。
まあ、貸し借りはほんとは学校でやってもいいはずなんだけど、
つい学校で読んじゃったから、一ヶ月間持ち込み自体もだめだとキツく言い渡されてしまった。
母ちゃんにも話が伝わってて怒られるし、散々だったぜ。
 
 
「ん?」
 
今日は一人で下校してきたので、なんとなくいつもと違うルートを通って帰ってきたところ。
アスファルト舗装でない駐車場のはしっこ、雑草が生えた辺りに、草とは違う派手な色が紛れ込んでいるのが見える。
 
見たことのないタイトルだったが、雨に打たれた後のあるそれは、――やっぱりマンガ雑誌のようだった。
 
「もーうけっ」
 
新聞の4コマとか学習マンガとか、少年漫画でなくたって、マンガがあるとなんとなく読んでしまう。
たまに新聞の広告にも漫画っぽい奴あるよなー。
っと、そんなのは今はどうでも良くて…。
 
「…げ、少女マンガかよー」
 
表紙には目がキラキラした女の子。少女マンガはさすがにあまり読む気にならない。
損をした気持ちで、とりあえずぱらぱらめくってみる。
ぱらぱら。
ぴた。
 
「お、おお、おわっ!」
 
なんか女が裸になってる!
いやあとか言ってる!
これ、エッチな本だ!
 
なんか、それ、なんで口に入れてんだよ とか
顔になにかけてるんだこれ? ってかなに出てんだ?
女のほうもいやだって言ってるわりに、いいとか、もっととか、
股とこに股くっつけたりとかっ。
 
ちょっと気持ちわりぃなー…。
そうは思って一度は閉じたながらも、見ていくうちに、なんかドキドキしてきた。
見ちゃいけないんだろうけどつい目が…離せない。
ごくりと唾を飲み込んだ音がいつもより大きく聞こえて、あわてて周りを窺う。
誰も居ないのを確認して、続きに目をやった。
 
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うーさーぎーおーいし
かーのーやーまー
こーぶーなーつーりし
かーのーかーわー
 
夕刻をつたえる「ふるさと」のメロディに、おれは我にかえってページを閉じた。
うわっ、いつの間にか暗くなってる、やべー早く帰らなきゃ!
あわてて雑誌を放り出し、ダッシュダッシュ、ダ~ッシュ!
 
 
「なんで用事があった烈より帰るのが遅いんだいお前は!
誰かン家行く時も、一回家帰ってからにおしって言っただろ!」
「お前どこ行ってたんだ? 
まさか帰る途中に産気づいた人を病院に送りに救急車乗ってきた、とか言わないだろーな」
帰りが遅い、と母ちゃんと兄貴に叱られたけど、まあ寄り道で遅くなるのはたまにあることだからか、大して追求されずに解放してもらえた。
これもある意味日ごろの行いって奴だよな!
 
それにしても今日見てきた本はびっくりしたー。
大人はえろいことする、って話はクラスの奴とも話したことあるし、おれもたまみ先生のスカートめくるし、好きな女子がいるクラスメイトもいるけど、なんかおれが今まで思っていた、こー、漠然とした「エッチなこと」ってのとは一線を画した内容だった。
 
布団にもぐってからも悶々と思い出されてくる。
もそ。
ごそ。
こしこし。
 
「ん…、」
 
目を閉じて股間をまさぐる、けど…、
 
「うーん…」
 
…なんか、なんともねえ。
単に意識を集中しているからいつもとは違う気もするけれど、基本的に腕や足をさすってるのと変わらない。
頭を撫でられて気持ちいい、程度の感触。
ましてや、上を向いたり、大きさが変わったりなんてするわけが無い。
 
「あれは、単なるコチョーヒョーゲンってやつか?」
 
気を殺がれて、もう手を動かすのを止めた。
もしかするとやり方が間違っているのかもしれないが、今日見た限り、男側の動きはあまり書かれていなくて、女の人がのけぞっているシーンばっかりだったからよくわからない。
ん、っそか、発想の転換だ!
 
思うが早いが大実行!
ぐっ。
 
「…ってえ!!」
 
アイディア逆転で下着の上から穴に指を入れてみたけど、一拍間を空けて鈍い痛みに呻く羽目になった。
痛ーぇ…。
へなへなと全身の力を抜いて丸くうずくまる。
切ったり擦ったりした傷と違って、痛みが過ぎ去るのを待つしかないらしい。
あーうーおー、と声を出し続けて気を紛らわせる。
女ってこれで気持ちいいのかぁ?
これまたカダイコウコクか!
 
とりあえず指を抜いた。
ところでこの方向の動きは、毎日トイレでも味わっているわけで…。
瞬間、今度は生理的な気持ちよさに産毛が逆立った。
背中が、肩がこわばる。
全身ぞくぞくと鳥肌が立ったみたいだ。
硬直ついでに、さっきはあきらめた部分まで少し反応していた。
 
あ、キモチイイという頭で触れてやれば、たしかに感じるものがある。
撫でるように、くすぐるように前をいじっている内に、じんじんと疼くような痛みは薄まっていった。
後ろもキモチイイと思い込めばいいのかもしれない。
もう一度、今度はゆっくりと指をうずめる。
 
「くぁ…」
 
どくどくどくどく。
心臓の音が頭の中に響く。
中に入った指に圧迫感を覚えながら、波のように体に押し寄せた感覚に呑み込まれて、おれは背中をのけぞらせた。
 
「は、はあっ、はっ…!」
 
前から後ろからの感覚に耐え切れず、声が口を突いて出る。
これじゃまるっきり女側だってのに…!
呼吸がおぼつかない。
顔が熱い。
なんだかやばい。ずっと続けそう。
断続的に身をよじっているうちに姿勢がどんどん変わり、口元から涎が、つうっと頬に向かって垂れていた。
 
「――っ!」
これ以上は息が続かない。
頭が真っ白になって息を詰めているうち、限界を感じる。
いつの間にやら、目に涙が滲んでいた。
 
感覚の一山を越えたところで、やっと呼吸ができるようになる。
まだ熱は解放されずに残っているけれど、どうすればいのやらわからない。
大きく深呼吸をして、情感をやりすごす。
そのままぼんやりと、ひんやりとしたベッドに身を預けた。
 
 
気持ちと身体の興奮は段々と霧散して、いつしかおれは眠りに落ちていた。
 
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