寂

烈兄貴が寂しいと思うシリーズ。

兄弟いつもいっしょだと、うるさいなあと思う割りに、
片割れだけが旅行とか行っちゃうと詰まらなくなるんですよねー。
静かでいいはずなんだけど。

ゲームが独り占めできるな！　とか言いつつ、妙に早寝したりさ。

豪はあからさまに「詰まんない」と思ってそう。周囲からもバレな感じで。
口ではそんなことねーよ！　と強がるけど、
心中では、ぶーぶー言ってる。
ちぇ、つまんねーの。
佐上模型店とか、部屋で漫画読んだりとかで時間つぶし。

烈兄貴は気にしていない振りというか、自分でも本音に気付いていないんじゃないかなー。
「やだなあ、つまらないとか、寂しいとか、豪じゃあるまいしーアハハ！」
「あれ、きょうはやけに宿題がはかどるなあ…（嘆息）」
母さんとか、いつもとちょっと違うわねえと思いつつ、基本的にはいつもどおりの烈だから
まあいいかとか思っちゃう。
（ああっ、いい子のSOSにはなかなか気付かない現代社会！　って違うけど笑）
豪が帰ってきて、宿題がはかどらない（＝豪が烈の部屋に入り浸り）でお小言聞かせながら、
ったく手のかかる～とか思いつつ元気になる。

で、「あーもう帰ってきちゃったのか、静かでよかったのになあ」とか言うと、
豪はちょっと本気にして傷つくんだよー。豪は言葉を額面どおりに受け取るからー。


豪は相手の気持ちに気付かない鈍感だけど、
烈は自分の気持ちに気付かない（認めない）子ですよね！