描きかけの動画、お蔵よりはせめて線画だけでも・・・。
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以下、不健全な読み物ものです。
烈が自家発電してる話です。
「自家発電」という言葉だけでどういう内容か分からない方は
閲覧をお勧めしません。
カップリング要素はありません。
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シーン的に書きたかったところ→
すっかり忘れて帰ってくる烈(ご都合?)、
事後自分に言い訳をする烈、
ラスト一文(ニコ動kaitoネタ)
(一応もう一度
シーン的に書きたかったところ→
すっかり忘れて帰ってくる烈(ご都合?)、
事後自分に言い訳をする烈、
ラスト一文(ニコ動kaitoネタ)
(一応もう一度
ホモでもカップリングでもないのに、ero方向の内容ですので
下世話な話が嫌いな方は読んでも怒らないでくださいね。)
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じわり。
目が覚めたとき、下半身に得体の知れない湿り気を覚え、脳裏に不安が芽生えた。
ちょっとまってよ、僕はもう小学5年だよ、
寝る前に飲み物なんて飲まなかったし、豪じゃあるまいし――
■発電■
「あー、つめてっ」
洗面所の水は外気の温度を反映して、眠気交じりだった手を強引に目覚めさせる。
むしろかじかんで、感覚が鈍くなる位だった。
それでも、何とか洗ってしまわなければ。
気だるい身体を叱咤してすぐに着替えた後、僕は下着を洗っていた。
いつもよりも早く目が覚めたのは不幸中の幸いだった。
いや、目が覚めたのはこの異変のせいかもしれないけれど。
生理現象なんだからしょうがない。
不可抗力ってやつだ。
とは、思うものの…、なんとなく周りに知られるのも恥ずかしい。
脱衣籠に入れたら二枚の下着になって母さんに怪しまれるかもしれない。
弟に知られるなんて論外だ。
洗いあがった下着を籠に入れるのがはばかられて、自室で乾燥させることにした。
とりあえずよく絞ってからタオルに挟んで、枕の下に隠しておこう…。
そんなことを考えているうちに、二階の扉の開く音と、
廊下をどたどたと走る音が聞こえてきた。
「さみぃし、ねみぃ~っ」
寒さと眠さを訴えつつ、豪が洗面所に飛び込んでくる。
「あ、兄貴おはよ。もう着替えてんの? 早ぇなー」
いつも僕の方が早起きとはいえ、洗顔してから着替える習慣なのは豪と同じ。
素朴な疑問を口にされて、ちょっと慌てる。
「今日は早く学校に行く用でもあんの?」
「へっ? い、いや、ちょっと早く目が覚めたんだ。
早起きは三文の徳っていうし、お前もぎりぎりまで寝てるんじゃないぞ」
「いつもは兄貴だって結構ぎりぎりじゃんかよー、
こないだだってジュンと三人で駆け込みセーフだったし!」
「それはお前に合わせて家でてるからだろーが!」
「なにーおれのせいだってのか…」
「こーら、烈! 豪! 早く顔洗ってらっしゃい!」
話をそらしているうちに母さんの声も飛んできて、
豪の疑念はうやむやにしたまま会話は打ち切られた。
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平常通りの一日を終え、いつも通り弟と風呂に入り。自室でくつろぎながら伸びなどしてみる。
身体はぽかぽかいい気持ち。
身体はぽかぽかいい気持ち。
やっぱり日本人、寒い日は肩までゆっくり湯につかるのがいちばんである。
あー、今日は良く眠れそうだなー。
学校の用意もしてあるし、早いけど寝ちゃおう…。
のんびりとした気分で掛け布団をめくり、ベッドに寝転ぶ。
もそ。
違和感がある。
なんとなく枕がいつもより高い。
なんだ…?
手で枕元を探って、原因を引っ張り出してみて――
血の気が引いた。
動きが固まった。
声も出ない。いや出ていたかもしれない。
眠気なんて遠くの山に吹っ飛んでしまった。
驚きで真っ白になったあとは、血の気が戻ってきて耳まで熱くなるのがわかる。
そーだよ今朝洗ったじゃんか僕!
わーあーすっかり忘れてた…。
どうやら予定通り乾ききっている下着はたたみ、シャツの引き出しにつっこんだ。
とりあえず物的証拠はオーケー。
それでも、今朝のことを思い出した精神的動揺は落ち着かない。
湿った下着。
べったりとした感触と、甘く靄がかかった疲労感。
朝は、取り急ぎ何とかしなければ!と思って事務的に片付けたが、
今はじっくりと思いをめぐらせる時間がある。
というより無意識にこっちに頭がいってしまう。
「精通…だっけ」
五年生になって受けた授業のひとつを思い出す。
体育と家庭科の時間に、身体の成長について習ったのだ。
大人になるにつれて、ヒトは子供を作る能力を得ていく、と。
教科書に載っていた説明文は、…いやぁ、下世話な興味も手伝って。全て読んだ。
それから、まあ上に兄弟のいる友人やら、クラスの一部の男子の会話やら、
最近は子供向けの漫画からだってそういうことの情報を得られるものだ。
あはは…。
「でも僕は、」
たいしてキモチイイわけではなかったなあ…。
ちょっと残念、とか思ってしまい、あわてて首を振る。
ぼ、僕はなにをそんな厭らしいの方向のことを考えてるんだか。
でも夢精は必ずしも性的な夢を見るときに限らないとも書いてあったなあ。
……。
どんなものなんだろ?
自室のなかで、誰もいないことをきょろきょろと確認して、
僕は己の下半身に手を伸ばした。
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ズボンと下着をずらして、手を添える。
なーんともない。
だってこれくらいは日常でも手洗いに行けばやっていること。
しかしここはトイレではない。そのことが気持ちに大きく影響する。
自分は後ろ暗いことをしている…。
罪悪感を覚えつつそれでも好奇心は止まらない。
いつもは手の触覚を意識するが、
今はむしろ、手ではない側の触覚が鋭敏になっているのが分かる。
ついでにいつもと違うことに、そこはすでに頭をもたげているようだった。
唾を飲み込んで、角度を変えたり力を加えてみる。
両手で弄びながら座る位置をずらした瞬間、
接触よくなったのかぞくりと情感の波が背中を駆け抜けた。
「ふぅっ…ん!」
思わず声を上げ、小さくのけぞる。心拍数が明らかにあがった。
となりには弟もいるというのに。
浅い呼吸を繰り返しながら、先ほど触れたところをもう一度探る。
今度は心構えをして、声を殺して。
「…ぅ、ん…、」
下側の、先のほうを、
「ん、ふぅっ!」
ぐにぐにと力を加えてみたら、衝撃に呼気をすべて吐いてしまった。
息を吸い直せぬまま、目を硬く閉じ無言で性感をやりすごす。
眉は切なくひそめられ、くの字になった体には、震えが断続的に続く。
ひゅう、ひゅう。
やっと呼吸ができるようになると、自分の口元が弛んでいることに気づいた。
粘度の高い唾液が唇を伝っていて、その濡れた感触が肌を撫でることにも興奮してしまう。
だらしなく官能を貪っている自分に羞恥をおぼえつつ、己の状況と確認する。
浅い呼吸は、大きな荒い息になっている。
どくん、どくんと鼓動を知らせるのは、心臓と頭、そして両手に携えたこの部分。
力が抜けて倒れこみそうな身体とは対照的に、立ち上がっていた。
自分に対して、やらしい、と思うほどにドキドキは高まっていく。
もうすこしだ、たぶん。
左手で頭のほうをおさえ、右手で軸を包み上下に攻め立ててやる。
先から流れ出した透明な、しかし粘度を持った液体が手をぬらす。
潤滑剤を得てすべりが良くなった両手はより早い上下運動を生むとともに、
肌の表面の触覚をくすぐる。
いつもよりずっと大きくなっているのに、手は窄めてしまっていて、
息苦しさと力強い弾力に息が詰まるというか、っ苦しいというか、
いややっぱりそうじゃなくて、
苦しいんだけど苦しくないっていうかっ!
解放されたいんだけど、これ以上の激情に対する、未知への恐怖っていうか!
……きもちいいって認めたくないというか!
「ふうっう、うンん……」
びくっ、びくびくっ!
手を一瞬止めてみたら物足りなさに止められなくて、
ぎりぎりまで我慢すればするほど追い詰められて、
息を詰まらせつつ熱は高まっていき、腰は勝手に上がって…
「ぅんっ!!」
びゅるっ。
虚空に向かって身体を突き出すように、
僕は数度にわたって精を解き放った。
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のけぞった姿勢のまま布団に仰向けに倒れこんだ僕は、深呼吸をしながら
恍惚感に身を委ねていた。
まだ肌が敏感になっていて、微動するだけで布団の感触にもぞくぞくする。
……正直に認めよう、気持ちいいものは気持ちいいと。
人間の脳はホルモンの働きとかで、こー、興奮とか快感とかを覚えるものなんだって。うん。
だから僕が特別、その、えろいとかでもないし、悪いことしているわけじゃないんだよ。うん。
両手についた己の体液をまじまじと見ているうち、
誰も聞いていないのになんとなく頭の中で言い訳をしていた。
うう、顔が熱い~。
ふと朝の狼狽振りを思い出す。
これが、大人になるってことかなぁ。
…なにか間違った感想な感じもするけれど、気のせいということにして、僕は後片付けにとりかかることにした。
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じわり。
目が覚めたとき、下半身に得体の分かる湿り気を覚え、狼狽した。
あれ。
ちょっとまってよ、
まじ?
加えて、腰が重い。
やはり後始末をしているうちにもう一回くらい…と若い性衝動に任せて
繰り返したのが悪かったのか。
体調管理の面でも、気持ちの意味でも少し自己嫌悪してしまう。
恥ずかしいより自分にあきれてしまった。
ってかあれだけやったのに、朝もだとは。
動くのが辛い上に今日も洗濯しなきゃならないのか…。
そう思っていると、二階の扉の開く音と廊下をどたどたと走る音が聞こえてくる。
「寝坊寝坊~っ」
寒さと眠さを訴えつつ、豪が階下の洗面所に向かう。
ん、遅刻気味の豪がいま起きた?
「あ、かーちゃんおはよ。兄貴まだ寝てんの?」
え、いま何時だ。
「珍しいねえ。豪、顔洗ったら烈のところに行ってやんな」
「やっぱり兄貴だって結構ぎりぎりじゃんかよー、おーい兄貴ー!」
やばい、豪が部屋に向かってくる!
かといってこのままで服だけ着替えるのも絶対気持ち悪いし!
でも学校も時間やばいし!!
…どうしよう、未来(さき)がみえない。